偏見おじさんの 知的な痴的な偏見エッセー

@偏見おじさん said「偏見」という言葉に対する偏見を一旦忘れて。 偏見=物事のひとつの見方という立場から始めないと、何も始まらない。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第351回 フォー 論〜いまよみがえる帝国主義

ミャンマーの旅番組で「若者に大人気のおしゃれレストラン」が紹介されていた。ぷるっとしたフォーに熱々の汁を注ぎ、香草を乗せる。澄んだ汁は鶏ガラベースに少し魚の出汁のワイルドさをプラス。水でよく引き締まったフォーはキラキラ輝いている。香草の緑…

第350回 ドラ泣き 論〜ドンジャラ ジャラ ジャラ

船堀シネパルで「ゴジラ(2D)」を観て、「ゴジ泣き」をしてしまったおれからすれば、「ドラ泣き」とは麻雀でドラ牌を鳴くことである。麻雀は、ドンジャラの親でもあるボードゲーム。ルールは「役」を作ってあがりをめざすもの。ドラえもん みんなであそぼ…

第349回 東京メロロ 論〜毎朝マキタスポーツ

マキタスポーツのギャグに 「ちょっと早いけどメリークリスマス」 というのがある。 もちろん季節問わず。意図なりomotenashiなりパクりなりそんなことはどうでもよく。夏〜秋にかけこのポスターが目に入るたびに、毎朝反射的にこう思うのだった。…

第348回 メロロ文学館 論(2)〜プロのAV女優/プロの風俗嬢

夜10時の新宿駅。 溢れる灰色の客。 ソープランドの熱気をそのままに、 股間の温度が上がっていく。少年時代に憧れたAV女優はすでに引退。 自分より若い世代ばかりとなった。 プロの世界。池袋へ向け発射。 昔、憧れた「イキ方」と全く違う今の自分。 で…

第347回 メロロ文学館 論(1)〜プロ野球選手/清原和博

プロ野球選手夜10時の後楽園駅。 溢れるオレンジ色の乗客。 球場の熱気をそのままに、 車内の温度が上がっていく。少年時代に憧れた選手はすでに引退。 自分より若い世代ばかりとなった。 プロの世界。池袋へ向け発車。 昔、憧れた生き方と全く違う今の自…

第346回 忘れ得ぬ人々 論(2)〜深夜のコンビニを襲撃する女3人組

山梨都留インターを下りると、溶岩の大地に赤とオレンジと緑に彩られた建物が藤壺のようにへばりついている。おれはそこで深夜勤をしていた。セブンイレブンである。富士山溶岩玉砂利 1キロ (約20mm?40mm(長辺40mm前後で厚みが20mm位の大…

第345回 忘れ得ぬ人々 論(1)〜このコンパがみたい

このコンパが見たい。中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾 (ふぞろいの林檎たちI)1983 vs 森昌子、古手川祐子、田中裕子 (想い出づくり。)1981事実、プロデューサーの大山勝美氏は、「想い出づくり。」のヒットを受け、当時大学生ものが流行ってい…

第344回 キミはタクゲロをしたことがあるか!? 論〜山田太一「想い出づくり。」

おれは何度もタクシーで吐いたことがある。もちろん車内ではしない。それぐらいのマナーはある。その時になったら、路肩に寄せて半ドアでストリートに失敬するのだ。ドライビングと放出のコンビネーション、リズム感がポイント。 まだタクシーでたばこが吸え…

第343回 ずぼらレシピ 論〜ZAZAZA ざっくりシンガポールチキンライス

わたしはおどろいた。ふだんから、特に暑い日は無性にパクチーをパクパクしたくなるしかしパクチー一把は一人ぐらしでは持て余してしまう。そんな事を考えながらカルディに入ると出た!フリーズドライパクチー。これだ!いやしかし!日頃から疑念を抱くチヤ…

第342回 「顔」でみる 山田太一ドラマのキャラ分類 論〜男性編

小林薫が河原崎長一郎に見えて仕方がない昨今、もちろん一括りにはできないが、ついこんなキャラ分けをしてしまう秋の一族。 いいではないか。ラーメンだって◯◯系と分類だらけ。>あたふた系 振り回される系 小林薫、河原崎長一郎、井川比佐志、>サタン系 …

第341回 偏見都々逸 論〜スーパームーン&スートーカー

スーパームーンでウルフと化したあいつのメールはスーパーム セイリの味方スーパームーン―生理なんでもハンドブック作者: 高橋由為子出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1998/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (2件) を見る

第340回 「好き笑い」論〜小林ゆう間違いない

YOU&YUアーティスト: 小林ゆう出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2008/03/26メディア: CD クリック: 32回この商品を含むブログ (20件) を見る太宰治は言った。例えば恋人同士が会う。ふたりして笑う。安堵の、無防備になれた時の安…

第339回 自分へのご褒美 論〜例えばラジオで読まれるメール・読まれないメール

1.がんばった自分へのご褒美として、ハーゲンダッツのアイスを食べちゃいました。2.採用!3.がんばれなかった自分への罰則として、ハーケンクロイツのタトゥをいれました。4.不採用!自分へのごほうび (幻冬舎文庫)作者: 住吉美紀出版社/メーカー: …

第338回 説明がつかないこと 論〜代理出産から山田太一まで

代理母アーティスト: 面影ラッキーホール,吉田美奈子出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ発売日: 1998/11/21メディア: CD購入: 8人 クリック: 362回この商品を含むブログ (55件) を見る1.タイ代理出産 が、多産型過ぎるゆえに、何を考えて…

第337回 4コマまんが 論〜中折れカルビ

アメリカ産牛中落ちカルビ【焼肉】500g出版社/メーカー: 株式会社マルイメディア: その他この商品を含むブログを見る1.朝焼け。ホテルから出てきた男が牛丼屋へ2.男は、中落ちカルビ定食を注文した3.(中落ち カルビ) (中折れ カルビ)うわ!カルビ…

第336回 ZOKU ZOKU 山田太一 論〜説明過多の件

「丘の上の向日葵」(1994)はとりわけ主人公のモノローグが多い。さらに山田太一作品を通した特徴として「説明的なセリフ」がやや批判的に指摘されがちである。しかしそれらは、作品の本質を損なうものなのだろうか?丘の上の向日葵 (新潮文庫)作者: 山…

第335回 山田太一史観の愛の渦、恋の渦 論〜UZU UZU するSEX

【映画パンフ】カリフォルニア・ドールス ロバート・アルドリッチ ピーター・フォーク出版社/メーカー: moviestock2メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 5回この商品を含むブログを見る山田太一「輝きたいの」とアルドリッチ「カリフォルニア ドールズ」を…