第386回 チヤホヤ論総括 論〜ハイレゾ切り捨て原人 WHO ARE YOU?
なんだかよくわからないもの、とされているものがある。
▼なんだかよくわからないもの
超常現象、オカルト、プロレス、大相撲、アイドル、下ネタ、ダジャレ、映画、音楽、小説、ラジオ、まんが、ドラッグetcetc...
「なんだかよくわからない」から切り捨て、シャットダウンする人がいる。自分とは関係ない、はいさようならと露骨に下にみたりする。わからない=上に立てない=情弱といわれてしまう=プライドズタボロ=怖い=拠るべがない=そのプライドすら根拠がないと気付いている=苦し紛れにググったりする。
あなたなんて誰も気にしてない。
あなた誰?何様?
人類は、人類のチンポと調和は行き詰まり、先祖返りしている。つまり北京原人ということで、B級映画として名高い
「北京原人 WHO ARE YOU?」
は、未来を予見していたのだ。
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▼2015.1.23
NHKR1ラジオ深夜便より
山田太一「(このところの人々は)すべての価値のいちばん上に、自分の価値を置いている」
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と語られるように、すべては自分に従属するもの。スマホはチヤホヤ仕様で、デジタルのコンシェルジュがなんでもやってくれる。羊の頭の怪物曰く「考えるな」。
わたしは、「なんだかよくわからないもの」、目の荒いザルからこぼれ落ちる不定形のモヤモヤが放つ香しい未知を知りたい。興味本位で首を突っ込み、勘ぐったり騙されたり入れ込んだりして、楽しみたい。
というのは、
ハイレゾという「よくわからないもの」のブームにまつわる反応にそれが如実だからである。
TEAC HA-P90SD-R ポータブルアンププレーヤー ハイレゾ音源対応 レッド
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なんでもハイレゾというのは、「人間の可聴域」以上の音域を再現するという。
もちろんわたしは、「聴こえない!?何それ?半笑。意味なし、さようなら」とはならない。
実際聴いてみて官能に訴えるものがあれば、ひとまずそれを信じればいい。
いわゆる加齢による可聴域の減少は、鼓膜の繊毛の摩耗によるものだという。なんてシンプル過ぎる人体。
誰がどこで測ったんだか分からない「可聴域」を、堂々と発表する無神経さが残念だし、それを鵜呑みにするのは北島康介ばりに「なにも言えねぇ」。
北島康介の水が怖くなくなる魔法の本 (トップアスリートKAMIWAZAシリーズ)
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人間はひとつの受精卵から分化する。聴くのは耳というひとつの器官に限らない。鼓膜の繊毛がすり減っても体毛はボーボーだろう。
例えば、坊主が剃毛するのはレセプターを集中させるため。
ここで、セレブのパイパンにどういった意味があるのか、と気になる御仁もおられるでしょう。しかしこの考察は、次の機会に譲りたい。
最後に、
「なんだかよくわからないもの」その代表は「人間」。