第384回 わかりあえない 論〜人類の進歩と調和
アイシル (ISIL)
の響きだけで
強くなれる
気がしたよ
と、思っちゃったんだからしょうがない。
イスラム国をネタにするネットバカは置いておき。
さて、
TBSラジオ954 たまむすび サウンドパティスリー、ではなく、「おもしろい大人」コーナーにて、町山智浩さんがクリント・イーストウッド監督「アメリカン・スナイパー」を紹介していた。
戦場を経験し狂ってしまう軍人のストーリー。帰還兵は正気を保てず、多くの暴力・殺人事件を起こしている。
ところが保守派はこの作品を「戦場讃美」映画と捉えているという。監督は戦争反対の立場である。
なぜなのか。
都合が悪いことはスルーする脳の仕組みなのだろうか。
暗澹たる気分になった。
なにも変わっていない。
というのは、子供の頃、
「世の大人がみんなこの映画を観たら戦場なんてなくなるはずだ」と本気で思っていたから。
この映画というのは、あまたある戦争映画、カジュアリティーズ、ディアハンター、ジョニーは戦場に行った、地獄の黙示録、ランボー、はだしのゲン、典子は今。
政府が推進する戦争と政府が規制するドラッグ。
だからといって、サトリ世代ではないので、
わかりあえない→諦め
と悟ることだけはやめたい。
わかりあえない→どうしたらわかりあえるのか。