偏見おじさんの 知的な痴的な偏見エッセー

@偏見おじさん said「偏見」という言葉に対する偏見を一旦忘れて。 偏見=物事のひとつの見方という立場から始めないと、何も始まらない。

第355回 意外と面白かったポッドキャスト 論(1)〜宝田明/ラジオ日本

ラジオ日本1422
宝田明のラジカントロプス2.0」

毎回ゲストを迎え、「○○(ゲスト)のラジカントロプス2.0」という番組名に。聞き手の植竹さんはスター誕生を手がけたという放送作家。

ゲストによってたまにハネるので、ポッドキャストとしては60分強と長尺とはいえ、たまにチェックしている。
ラジオ日本は昔、ラジオ関東、通称ラジカンだったという。地方出身者は知らない。関東ローカルということでいえば、テレ東の雰囲気に近いかもしれない。

まず、ラジオ日本はその立地がやばい。神谷町から少し歩くとタイムトリップ。日が照っているのにどことなく巨大な建物の影になってるようなエリアで、見上げれば東京タワーとインナートリップ霊友会の奇っ怪な建造物。ハリウッドの日本イメージのようで、浮いている。インナートリップといえば、子供の頃オールナイトニッポンで寝落ち明け方に目覚めた時にかかっている不気味なコマーシャル。夜更かしの後悔と共に、この世のどん底に落ちたような気分を演出してくれたものだった。

(トリンプ)Triumph 天使のブラ 極上の谷間394 ハイキニショーツ

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さて、リアルな電波塔とマインド的な電波塔。街全体の磁場がねじ曲がっている。クラクラしながらどこぞの大使館か、GoogleMAPにのってないであろう治外法権エリアの守衛から顔を背けると、寺があった。掲示板のガラスの向こうには「スポ根からスパコンへ by あだち充」としたためられた半紙が貼り付けてある。おそらく中学生。寺の跡取りのヤケクソな手習いを公開する日課も修行のうちなのだろうか。

視界が開けいよいよ本丸が姿を現す。崖に建つ要塞の如き建築は進駐軍の払い下げか。放送局と競馬の組織の複合体であり、その内部は天井が低くうす暗く、重い。縦横にパイプが剥き出しで、潜水艦のようだ。

このあたりは「ゴジラ(1954)」で火の海となったところ。