偏見おじさんの 知的な痴的な偏見エッセー

@偏見おじさん said「偏見」という言葉に対する偏見を一旦忘れて。 偏見=物事のひとつの見方という立場から始めないと、何も始まらない。

第321回 山田太一新作ドラマ放送日決定記念 論〜善き市民

TBS日曜劇場「おやじの背中」山田太一版の放送日が8/24と発表された。

その流れを受けてか受けずか、山田太一「チロルの挽歌」(1992 高倉健大原麗子杉浦直樹)「春の一族」(1993 緒形拳、十朱幸代)の動画をあたることができた。

どちらも脱出の物語。脱出からの積み上げの物語。山田太一の「おっさん性と若者性が同居する感じ」はそのままに、やはり「ふぞろいの林檎たちIII」後の節目を感じずにはいられない。バブルからオウムへの、フワフワした地方行政、若者。
と、思いを馳せるのはたいがいに、とにかく杉浦直樹を観る喜びよありがとう。


取り締まる余力があるなら商品化する努力に。買うから。果敢に動画をあたらせてくれる諸先輩をみるたびに、わたしは「善き市民」という言葉が浮かぶのだ。