第314回 ジェン ジェンダー 論(2)〜ろくでなし子 ブルース
ろくでなしBLUES (Vol.1) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 森田まさのり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/01
- メディア: コミック
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甲本ヒロトといえばステージでのちんぽ開チンだが、ろくでなし子の性器3Dプリンター用データ公開は、はたして同質のものなのだろうか。
はるか北欧スウェーデンの美術館には立体マン拓がたくさん展示されているという。モチーフとしてはたいへんポップでよろしい、とは思うが、妙なひっかかりが拭えない。
警察はやり過ぎ、見せしめだという一般論はさておき、
男性器 = 凸 = 具象
女性器 = 凹 = 抽象
昔から男性器は、わかりやすい具象、シンボル、自我の分身(Jr.)としてアピールされてきた。一方女性器は、自分でもよく観察したことのない抽象で、女性器モチーフの芸術活動はそれに対するアンチテーゼであると思うのだが、正直「やっぱり抽象なことには変わりはない」のではないだろうか。「男性的なシンボルアピール」のレールに乗っかってる印象は否めない。
素晴らしいおっぱいという具象があるのに。しかも2房、対で。
映画チラシ 「受精から出産まで 女体の神秘」監督 エリック・F・ベンデル
- 出版社/メーカー: アットワンダー
- メディア: おもちゃ&ホビー
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チン‥いや、進歩的な方々から、古い!男根的!偏見!と口撃されるかもしれない。しかしこれは「偏見エッセー」なのである。