第362回 サイン 論(2)〜正視できない 格別な山田太一のサイン
以来サインは、横峯さくら、ジョンミジョン、有村智恵、カリスマドットコム、町田康、町山智浩、玉袋筋太郎、などなど、ミーハーにもらった。
川崎市民ミュージアム
「豊かに生きることの処方箋」
山田太一(脚本家)×鬼海弘雄(写真家)に行った。
先生は「慰安」について語っておられた。「慰安」という言葉にはいまいちピンとこないが、それは自分の中で翻訳すると「チヤホヤ」かもしれない。
http://www.voiceblog.jp/princesscp/car4.html
また先生はサービス精神にあふれ、鬼海(きかい)さん、せっかくの機会だから‥いやこれは偶然ですよぉ!など、ならではのトークで会場の笑いを誘っていた。
山田太一 ---テレビから聴こえたアフォリズム (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/05/27
- メディア: ムック
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偶然いただくことができたサインは、独特の味わいがある「署名」だった。
「KAWADE夢ムック 総特集 山田太一」に掲載された学生の頃寺山修司に充てたハガキの署名より、いくぶん肉の取れた、枝葉のような筆跡。
なぜ日本人が抽象的な曲線が特徴の欧米風なサインをするのか。欧米は欧米のサイン文化がある。文書社会日本は「署名」という文化があるから私は普通に署名をする。
という意志が込められていると勘ぐるのは、考えすぎだろうか。