第345回 忘れ得ぬ人々 論(1)〜このコンパがみたい
このコンパが見たい。
中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾
(ふぞろいの林檎たちI)1983
vs
森昌子、古手川祐子、田中裕子
(想い出づくり。)1981
事実、プロデューサーの大山勝美氏は、「想い出づくり。」のヒットを受け、当時大学生ものが流行っていなかったにもかかわらず「想い出づくり。の男性版ですから」と局を説得し、「ふぞろいの林檎たち」が制作されたという。
しかしこのコンパは‥やめておこう。釣り合わない。女性陣が豪華すぎる。
ところで、「忘れ得ぬ人々」といのは山田太一「月日の残像」で挙げられる国木田独歩の実際の作品ではあるのだが、ここではTBSラジオ954「東京ポッド許可局」のコーナーに倣い、「忘れ得ぬ人々」を「ある時期に関わっていたが接点も薄く、連絡先を交換するまでもなく離れ離れになった過去の人について、しばらく経ってふと「あいつは今どうしているんだろう」「そんなやついたなあ」と、なぜだか記憶の奥底からよじ登ってくるMEMOREYをしみじみと味わうこと」と定義する。
さて、「想い出づくり。」から記憶に俎上してきた「忘れ得ぬ人々」。女性3人組、数あれど。